その手で溶かして


引きずられるようにウミの家の中へ連れていかれた私は、そのままウミの部屋へと放り込まれた。



何年か振りのウミの部屋はすっかりと変わってしまったけど、なんとなく雰囲気は変わらぬまま。



「なぁ、ユキ。なんで俺達はこうなった?」



怒りのにじみ出るウミの顔とは裏腹に、震えたようなその声に私は唾をゴクリと飲み込んだ。



「なんのこと?」



掴まれたままの腕が痛い。



冷えきったウミの瞳が悲しい。



「俺にはわからない。」



会話の成り立っていないウミの言葉と同時に、私の体はベッドの上へと押し倒された。