その手で溶かして


「なんなのこれ?」



私が差しだした順位表を乱暴に受け取ると、ママは甲高い声で笑い始めた。



「どうして笑うの?私、やっと1番取れたんだよ。」



「頭の悪い私への当て付けのつもり?」



「そんな……」



私の言葉を遮ったママは順位表をビリビリと破り、言葉を続けた。



「どうせ、私は家事しかできない頭の悪い女よ。娘の貴方にまで馬鹿にされるとは思ってもいなかったわ。でも、貴方だって勉強しかできない脳なしじゃない。」



そう言い終えるとママは家を出て行った。


見たことのない厚化粧をし、見たことのない洋服を着て、ママは出て行った。