「なんかね…。 ある人を見るだけで胸がキューッてなって、苦しくて、ギューッてなって、ワーッて…」 「あ~~もういいよ。重症だわ」 今までになった症状を華歩に説明してると、華歩は耳を塞ぎ、会話を遮った。 「華歩、冷たい…。私、病気かもしれないのに」 「はいはい」 泣き真似をしながら言うと、さらっと流された。 「……あ!今日、高体連正式メンバーの発表だ♪」 昨日、ミーティングで顧問に言われたことを思い出す。 今回のメンバーは誰かな、とこの胸のワクワク感。