「……ハァ」 昼休み。 お弁当を食べ終え、机に項垂れながら何回ため息をついただろうか。 華歩はカフェオレを飲みながら変な目で私を見てくる。 「ため息のパレードだね」 「……出したくなくても出ちゃうの~」 こんなにため息が出るなんて初めて。 自分でも何に悩んでため息が連発するのかわからない。 「何に悩んでるの?」 華歩が化粧を直しながら私に聞く。 …華歩なら化粧しなくても可愛いのに。 ファンデーションをする華歩を見て心の中でそう思う。