無口で不器用な年下くん。



ここは坂井君の優しさに甘えることにした。


相手高校の校舎内へ入り、体育館で皆ウォーミングアップを始める。


その間、私はタオルや水の準備を始めた。


準備が完了した頃、相手高の人達がゾロゾロ集まってきた。


ガタイも良くて背も高くて強そう。


でもうちの学校だって技術なら誰にも負けないからね!


私は心の中で相手高校に向かって叫ぶ。