ハァ、と深いため息をついてると、後ろから頭を軽く叩かれる。
ビックリして後ろを振り向くと、眠たそうにした拓哉が立っていた。
「拓哉か~」
「…あっちうるさくて寝れねぇんだよ」
そう言って私の隣に座り出す拓哉。
「同じく~。みんな元気だね」
「まぁ、元気だけが取り柄だからな」
そう言いながら拓哉は目を瞑り、寝る体制に入った。
その姿を見ると、私まで寝そうになってると、後ろの空いてる座席から誰かが座る音がした。
イスの隙間から後ろを覗くと、目を擦りダルそうに座っている坂井君が居る。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…