私と同じタイミングで店から出てきた坂井君。 私の荷物を見て苦笑いする。 「…」 「沢山買っちゃった。明日のお弁当の冷凍食品」 私がそう言うと、納得したのか、前を向いて歩き出す。 「坂井君は何買ったの?」 前を歩く坂井君に身を乗り出し、聞く。 すると、坂井君はバツの悪そうな表情をする。 私はしまった、と思い、口を閉じた。 「…ごめんね!聞かれたくない物だったんならデリカシーないよね、私…」 あはは、と愛想笑いをしながら言うと、坂井君は突然首を振った。