無口で不器用な年下くん。



そう思うと肺の奥から深いため息が出た。


ため息を吐くと、上から視線を感じる。


上目で見てみると、坂井君が私をジッと見つめていた。


また私の顔が赤くなるのを感じる。


「坂井君…?」


探るような声で聞くと、坂井君が静かに呟いた。


「…センパイって背、小さいですね」


坂井君は平然とした顔で私に言うが、結構痛いところをつついてくる。


身長149センチの私には坂井君は巨人だけどね…。


「…坂井君は巨人だよ」


負けじと強気で坂井君に言い放った。