なんて反省してると、坂井君は体育館の扉に手を掛けこちらを向く。


「マネージャーってパシリなんですね」


口元を上げ、少し笑いながらそう私に言い放った。



そして体育館へと入っていった坂井君。


…ちょ、不意打ち。


かっいい人が笑うと、更にかっこよくなるのは当然のこと。


それを遥かに越えた坂井君の笑顔は私の心臓を速くさせた。