無口で不器用な年下くん。



部活かぁ。

何回もその手は考えた。

でも、なんかがっつき過ぎって思われたら困るから中々行きにくいのが現状。


んーっと唸りをあげながら考えていると、どこからか私の名前を呼ぶ声が聞こえた。


声のした方を見てみると、後ろのドアから笑顔で手を振って私を呼んでいる森下君がいた。


クラスのみんなから逆に注目を浴びてしまった。


恥ずかしくて素早く森下君を廊下に連れ出す。


「森下君、声大き過ぎ!こっちが恥ずかしいじゃん」


「あはは!すみません。桃センパイ、お友達さんと真剣に話していたから声聞こえないかなって思って」


あは。と語尾に付け加えて私に謝る森下君。


悪意しか感じられない…。


「で、どうしたの?三年の教室まで来て」


「あぁ、桃センパイこれあげます」


そう言って森下君は私の手の中に何か紙で包んである物を握らせた。