神様の用意していた結末はあまりにも残酷だった。
詩野から夢を奪ったうえに、僕から大切な人をも奪ったんだ。
どこにいたって、いつも詩野を信じてた。
これからも笑い合えるって信じてた。
でも…
その全ての答えがこれなんだ。
僕はこれからどうすればいい?
行方のわからない詩野をこの場所で待ち続けるの?
今日が始まりの日のはずだったのに…
まさかこんなことになるなんて…
僕はどうすることもできず途方に暮れた。
時折、詩野の歌声がどこからともなく聞こえては、
噴水に浮かぶ幻に涙した。
あんな風に微笑んでくれる詩野はもういない。
楽しそうに歌う詩野はもういないんだ。
詩野……
君はいつも何を想って歌っていた?
君は…これからどんな想いで生きて行くの?
答えてよ…詩野……
僕は、受け取ったプレゼントを静かに開けた。
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