当然、
見かねた管理人のおじさんが僕らの所へやって来る。
「コラ!お前たち!何してる!やめろ!」
「やべー!管理人のじじぃだ!」
みんな、なんだか楽しそうに逃げていた。
でも、僕だけはそこに留まる。
「君、動物をいじめちゃだめじゃないか!」
走って来た管理人が、大きく肩で息をしながら僕に言った。
「…おじさん。そこ、腕に蚊止まってるよ」
「ん?」
管理人は勢いよく掌でその蚊を潰した。
「おじさん。動物をいじめるなって言ったのおじさんだよ?殺すのはいいの?」
「これは蚊じゃないか!」
「でもちゃんと命はある」
「いや、そうだが…」――…
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