途中まで一緒だった陸と別れ廊下を歩く。
すると目の前にあの三谷 陵が現れた。

「ゲッ・・・」

「ゲッとは酷いだろ~あいさつぐらいはしようよ」

「・・・はよ・・・」

「うん、おはよう」

「・・・じゃ」

俺はその場から立ち去ろうとする。
が、陵に阻止され立ち去る事が出来なかった。

「何だよ!!」

「あいさつだけで去ろうなんて考えてないよね?」

(考えてます!!)

俺はその場から回れ右して逃げた。
陵の視線が突き刺さる・・・
俺がこんな奴と知り合ったのもこの時計のせいだ