「池上君・・・あれ?眼鏡外したんだ」

「まぁな・・・で、澪さん」

「ん?」

「ココって研究所とかありますよね?」

「あるけど・・・どうした?」

「少し見せて欲しいんです」

突然の申し出に兄さんは驚いているようだ。
もちろん僕も驚いた。

「ど、どうしてだよ!?」

「どうしても」

「はぁ・・・別に良いけど、蓮」

「何?」

「研究所まで連れて行け」

「兄さんが言うなら・・・」

「行くぞ」

「待てよ!!ってかお前が言うな!!」

僕は階段を降りて行く恭弥を追いかける。
何が・・・目的なんだ?