勉強を教えてもらっていると人が集まりだした。
途中だったが止めて自分の席に戻る。
するといつもつるんでいる友達が集まってきた。

話しているとフッとさっきの池上の様子が気になった。
いきなり顔を赤くしたり、僕の顔を見て話さなくなったり・・・

「おい、どうした?蓮」

「ん?いや、何もない」

「もしかして、好きな奴とか出来たのか!?」

「アハハハ、出来たら良いな!」

そんな会話をしながらいつの間にかさっきの疑問が薄れていった。


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授業が終わり僕は部活が終わってすぐ学校を出た。
夜は僕がご飯を作る当番だ。
スーパーで買い物をして家へと急ぐ。

家につくと電気がついていた。
それも研究所じゃなく自宅のだ。

「兄さん自宅に居るんだ・・・珍しい」

僕は疑問に思いながら家の鍵を開ける。
フッと玄関に見知らぬ靴が置いてあった。

(誰か来てるのかな?)

「ただいま、兄さん」

「あ、おかえり、蓮君」

「え・・・あっ!!」

兄さんの声とは違う声がしたのでチラッと見てみると、
そこに立っていたのは

「み、三谷さん!?」

「あっ苗字覚えててくれたんだ」

そこには兄さんの同級生の三谷陵が立っていた。
それも・・・エプロンをつけている。

「何で・・・三谷さんが」

「あぁ、澪が熱出して倒れてさ、運んだのが良いけど流石に一人にするのはな・・・だから居るんだ」

「兄さんが・・・倒れた・・・」

「あぁ、今は寝てるから先にご飯食べるか」

「えっ・・・!?」

「そろそろ帰って来るかと思って晩御飯作っておいたぞ」

「それは嬉しいです!!」

僕はさっさと制服から着替えリビングに行く。
僕はそこにある食べ物に驚いてしまった・・・
それは・・・