+ちっちゃいアイツ+




---…
「百花ちゃん、」

「ん??」

「駿って呼んで」

「しゅ…ん//?」

私は駿を抱きしめたまま名前を呼んだ。

「ありがと」

駿も私を抱きしめてくれた。
それに私のドキドキはヤバいわけで…

「百花ちゃん、緊張してるの??」

うっ、…
そりゃ緊張もしますわよ!!

「百花ちゃん」

もう一度名前を呼ばれて、
駿と目を合わせると
至近距離に駿の顔が…//

「百花ちゃん…」

だんだん近づいてくる駿の顔。
私は目を閉じた。

「ん…」

広い部屋にリップ音が響いた。