+ちっちゃいアイツ+



「あ!!駿くんだよ!!」

え!!駿?!
どこ!!!???

「あ…本当だ」

1人だけキラキラして見えるのは気のせい??

あ、背が小さいから
ただ目立つだけだ(笑)

「百花、いってみよ?」

「え、うん」

美優に連れられて(強引に)
私たちはサッカー部の練習場所に入った。

「美優、入ってきたの???」

「だって、フェンス越しだと昴がよく見えないんだもん」

美優はすぐに昴くんに話しかける
ご覧の通り、私の入る隙が全くございません。


1人寂しく立っている私に
「おぃ!!」

ドキ

さっきの美優の話しのせいで
駿を意識してしまう。


「はい…」