+ちっちゃいアイツ+



「ありがとうっ」

すぐ笑顔に戻る駿

「じゃぁ帰って」

「なんで??」

なんでって…

「だって、話しないんでしょ??」

「そうだけど…」

「じゃぁ帰って」

「百花ちゃんのお母さ--ん!!」

私の部屋は2階にあるので、1階にいるママに届くように
大声をだす駿。

「もう帰った方がいいですかぁ??」

するとママは

「なに言ってるの、夕ご飯食べてってぇ-!!」

「ありがとうございまーす」

勝ち誇ったような笑顔をする駿。

「っ……」
ママのバカ…