「今日は、寝てないんだ。」


少し嫌みげに言ってきた彼女は


佐々木琴音 "ささき ことね"


この子とは中学一年からのつきあいで二年になっても同じクラスになったことがきっかけでいまでは一番の親友だ。


「だって、なんどもいうけどこの席みてよ」

そう私の席は廊下側で7列あるなかの後ろから3番目、聞いた限りではそこそこにいい席だけど…‥


じっさいは私の前にはなぜだか不思議な柱があるその柱は私の右目を黒板からうまいこと隠してくれている。


これで勉強するのは、最初はかなりうんざりしていたけどもうだいぶと慣れてきた。


ていうか黒板を左目でずっとみているから左目の視力あがってんじゃないかと思う。

そんな馬鹿げた事はさておき。