彼が見えなくなったのを確認してから
私は大きくため息をついた
どうしよう。
とりあえず今は三時間目の休み時間だから
四時間目によく考えてみよう。
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"ザワザワ"
やっぱり私の行ってる中学は悪いという評判が高いだけあって、授業が始まっているといのにこのありさまだ。
おかしをどうどうと食べている子。
ケータイで音楽を聞いてる子。
友達とかたまってしゃべっている子。
そのなかでごく数人だけいる真面目な子。
でも私はこの中のどれかというとあまり自分でもよくわからない。
なぜなら私は授業はきいちゃいるけど見かけだけ、友達が話しかけてきたら一時間話しぱなしの時もあるし、気分が乗らない時は音楽をききながら寝ていたりする。
でも、私はあまりふざけていてはいけない
私には目標があるのだ県で上から三番目の高校に入るという。
そして幸せに暮らす。
自由に暮らせるようにちゃんとした職業につかないと。
その時、ポニーテールと細過ぎる体が印象的の小柄な少女が話しかけてきた。
