天使の歌声




「誰だか分からないけど、俺の人生無駄にするところだったから…どうもありがとう。」





…………………………………。







おかしくないですか?

いや、そりゃね、
キスをされなかった事は嬉しいですけどね。
でも、井島くんから誘ってきてそれはないんじゃないの??
それで、人生無駄にするところだった………って言われても…。




「じゃあね、地味女。」



そう、彼は言い残しその場から立ち去った。










「はぁ………。」
1人きりになり、深くため息をついた。
なんで、いきなり襲われそうになって、地味女呼ばわりされなきゃなんないの……?





なんだか…泣きたくなってくる………。



丁度、その時、朝から晴れだと言っていた天気が雨に変わった。


「空も私と同じ気持ちだ…。」






















「…そんなに、悲しかった?」











「いや、悲しいって訳じゃないんですけどね………。」


って………??!

「えっっっ?!!!!!!」



目の前には先ほどには居なかった男の人が立っていた。