唇を離し、速水を見下ろす。
「せん、せぇ……」
潤んだ目で、俺を見て、そう呟く速水。
「琴梨……」
「えっ?先生……今……。私のこと、七星って、呼んでも……」
「お前の名前は琴梨だろ?」
「そうですけど……」
俺は速水の言葉を無視して、速水の首筋に唇を這わした。
「……んっ」
首筋に這わしていた唇を鎖骨から胸へと下ろしていった。
チラッと速水を見ると、声を我慢してるのか、手を口元に持っていき、眉間にシワを寄せ、苦しそうな表情をしている。
俺は速水の手を口から離した。
「我慢すんなよ」
「イヤ……」
頭を左右に振る速水。
「お前が、俺に抱かれることを望んだんだろ?」
俺は、そう言って、速水の内腿に手を伸ばした。
その瞬間、速水の体は大きく仰け反り、口からは声が漏れる。
そのまま指を這わし続けていく。
そろそろか?
てか、俺が限界。
俺は速水から一旦、離れると、自分の着ていた服を脱いだ。



