【先生×生徒シリーズ】キミに、会いたくて―星空に秘めた想い―





「先生の空っぽになった心を私が埋めてあげる」



はっ?



「先生が寂しくないように、私が先生の心を埋めてあげる……」


「ちょ、何言って……」



さっきまで真顔だった速水の目に涙が溜まっていく……。



「私、先生が好き……。ずっと好きだった……。だから、ねぇ、先生?」



突然の速水の告白。


突然過ぎて頭の中が混乱している。



「先生が、好き、です……」



大粒の涙をポロポロ溢しながら、そう言う速水。



「なぁ、速水?キミに、俺の心を埋めることは出来ないよ……」



だって、俺は――……。


俺には……。


忘れられない、今でも愛する人が心の中にいるから……。