【先生×生徒シリーズ】キミに、会いたくて―星空に秘めた想い―





「新幹線が来たから並べ~!」



ホームに学年主任の声が響く。



「あ、私、行かなきゃ。先生、カットバンありがとうございました」



速水はそう言って頭を下げると、自分のクラスの中に戻って行った。


ホームに入ってきた新幹線に生徒たちの歓声が上がる。


今時、新幹線なんて珍しくねぇだろ。



「A組から順番に乗れ~!いいか?他のお客さんに迷惑かけるなよ?」



新幹線に乗り込む生徒にそう言う学年主任。


生徒が全員、乗り込んだのを確認して、最後に教師が乗り込んだ。