「あのぉ……。間宮さん、どうしましょう……」
もう、こっちに向かってるよね?
「はぁ?」
「私、先生が死んだものだと思って、間宮さんに電話しちゃいました」
「そんなの知るかよ」
「…………ですよね?」
でも救急車を呼ばなくて良かった。
「俺は寝るから、お前は和也が来るまで、そこで待ってろ!」
先生はそう言って、フラフラしながら立ち上がった。
そして、私があげたキャンディを持ったまま寝室だろう部屋に入って行った。
“バタン――”
部屋のドアが閉まる音が響く。
と、同時に私は体の力が一気に抜け、その場から立ち上がれなくなった。
―琴梨Side end―



