『えっ?こ、琴梨ちゃん?ちょ、ちょっと待ってよ。冗談、だよね?』
「冗談なんかじゃないです!先生、バタンって倒れて、そのまま動かなくて……。間宮さん、どうしよう……」
『はっ?マジ?琴梨ちゃん、とりあえず救急車を呼んで、それから……えっと……あ、うん、俺、今から行くから待ってて?』
「はい。わかりました。間宮さん、早く来て下さい!私、どうしたらいいのか……」
先生が死んじゃったら、私、生きていけないよ……。
『落ち着いて?とりあえず救急車、ねっ?』
と、その時……。
先生の手がピクッと動いた。
えっ?
先生?
もしかして生き返った?



