【先生×生徒シリーズ】キミに、会いたくて―星空に秘めた想い―





「あ、先生!手が止まってますよ!」


「はぁ?」



俺はホッチキスで留める作業を再開させる。


てか、テメェが変なこと言うからだろ?


お前のセイで手が止まったんだよ!


バーカ!


俺は黙々と作業をする。


そして……。



「あのぉ……。琴梨さん?早くしてくれませんかぁ?」



しばらく作業を続けると、速水が紙を重ねるのが遅くなっていった。


ホッチキスをカチカチ鳴らしながら必死に紙を重ねる速水を見る。



「わわ!先生、待って下さ~い!」



慌てて紙を重ねる速水。


どんくさ……。