【先生×生徒シリーズ】キミに、会いたくて―星空に秘めた想い―





「あのぉ……私、七星って名前じゃないんですけどぉ……」


「えっ?」



彼女にそう言われて、我に返った俺は彼女に目を向けた。



「誰かと勘違いしてます?」


「えっ?あ、ゴメン……。知り合いに似てたから……」



七星じゃなかったのか。


そうだよな。


七星がこんなとこにいるわけないよな……。


そうわかると、急に胸の高鳴りが治まり、体中の力が抜けていくのがわかった。


倒れないように、必死でその場に留まっていた。