「千里はちゃんと授業に出てるよ」

「うさぎちゃんと違って真面目だもんね」

「失礼なこと言わないで」


睨み付ければ、いつものニヤニヤ顔がそこにある。


「だってうさぎちゃん良くサボってるでしょ?」

「見てもないくせに決めつけないでくれる?」


私の言葉に、ニヤニヤしたまま何処かを指差す。

東雲が指差した方に目をやると、、、


「屋上?」


そこには、千里が告白された屋上がある。


「そ、あそこから良く見えるんだよねココ」


つまり、単位を落とさない程度にちょこちょこサボっていたのがバレバレだったという事。


「うさぎちゃんってば不真面目ー」

「あんたに言われたくないっ」


確かに、と笑って私の隣に座る。