「俺もうさぎちゃんのこと友達と思ってるよー」

「ぎゃっ!」


急に、後ろから回された腕に変な悲鳴が出る。


「色気ないなぁ・・・もうちょい可愛い悲鳴でないの?」


後ろから現れたのは、メンバーの中で1番苦手な東雲だ。
いっつも、ニコニコ(ニヤニヤ?)してて何考えてんだかわかんない奴。


「うるさいっ、引っ付くな!」


離れようともがくけど、びくともしない。


「いいじゃん、俺とうさぎちゃんの仲でしょ?」

「どんな仲よ!ってかうさぎちゃんって呼ばないで!」


こいつの、こういうふざけた所が苦手だ。


「晴世、離れてやれよ」

眞野が苦笑いしながら言うと、漸く東雲は離れた。