「おはよ・・・。」
「おはよ、朝から無愛想だな。」
「別に、蓮が、元気すぎるだけだよ。」
こいつは、神崎 葵。無愛想だけど、すごくかっこよくて、モてる。こいつの笑顔はたまらなぁく、カッコイイ。俺が女子だったら速攻で倒れてる。だが、こいつは、みんなの前じゃ笑わない。だから、「冷酷王子」とかゆうあだ名がついているそうだ。
「一時間目ってなんだっけ?」
「知らない。さぼるから。」
「いきなり、サボるとか言わないの!葵、このごろ、サボりすぎでしょ?降格するよ?」
「・・・嫌・・・」
「なっ?じゃ、サボらない!」
「わかった・・・、じゃあ、今日、一緒に帰ろう?」
言い忘れていたが、この日和学園は全寮制。葵とは同じ部屋で、それで仲良くなった。もちろん、学校の許可をとれば家から通うことも出来るがそんなことしていいのは大体、「K」の人だ。
「うん。いいよ~」
「馬鹿・・・・」
「何か言った?」
小さく呟いたから、聞き取れなかった。
「別に」
「仲良いいわねえ?お二人さん?」
「げっ・・・。」
「何?何か文句あるの?」
「いいえ、なんにもございません~!」
「ちっ・・・邪魔者が・・・・・」
「葵?なんか言ったかしら~?」
「なんでも・・・」
この女は、星野 亞嘉璃。よく突っかかってくる。こいつも結構な美人さん。多分、葵のこと好きなんだろうな。
~青春~この二文字に限るぜ!!この野郎!
「はぁい。みなさぁん。席についてくださぁい。」
いつの間にチャイムが鳴ったのか、先生がもう来ていた。
3人はおとなしく、席に着く。葵と俺は隣同士だから、いいけど、亞嘉璃は遠くはなれてしまってる。
一時間目は、英語。それも、結構、本格的な、俺と葵は英語が好きだから結構苦労はしない。だが、亞嘉璃は嫌いだから、頭の上に?が浮かんでいる。大丈夫か?あいつ。
でも。?が浮かんでても、中国語とかは、普通にしゃべれンだよね・・・。
そんな感じで、順調に一日が終わる、思っていたが・・・・・。