「グループリング」


「どうしたの。杏里ちゃ・・・」

「梨花ちゃんて、本当に面白いねっ」

「へ?」

杏里ちゃんは笑い泣きしたようで、
涙をふきながら私の方を向く。

「なにが?なんで?」

私は疑問しか浮かばない。

もし、この出来事がまんがになったら
私のコマはずっと?マークで埋め尽く
されているだろう。

「ふふっ、なんでもないよ。ただ・・・」

「ただ?」

「梨花ちゃんっていい人だなぁって♡」

「へ・・えと・・とりあえずありがとう?」

「あははっ、本当面白いなぁ。
とりあえず、これからもよろしくね、
梨花ちゃん♪」

「う、うんよろしく」

なにがそんなに楽しいのかなぁ。

なんでも楽しいのは良い事だけど。

「あ、そうだ!木下さん」

「え!?あ、はい。なんですか?」

「あなたもよろしく♡敬語とか
いらないから!杏里って呼んで?」

「え・・あ、うん。よろしく、
杏里・・・?」

「そうそう。こちらこそよろしく!
安音ちゃん♪」

終始ニコニコと笑顔を浮かべている
杏里ちゃん。

最初のたどたどしさはいったいどこへ行った
のだろうか。