「あの…こんにちは」
にっこり笑ってわたしたちの前に佇んで
いたのは昨日の子だった。
「あ・・、こんにちは。昨日はありがとね」
「ううん、私は何もしてないよ」
彼女はにっこり笑って言う。
ーざわっ
突然教室が騒がしくなった。
「え?なに・・」
思わず安音と顔を見合わせる。
「そういえば!あなた名前は?何て言うの?」
安音が彼女に問う。
そう言えば、まだ知らないや。
「あ・・、えと・・杏里。
天王寺杏里。」
「杏里ちゃんか!よろしくっ」
私は元気よく手を伸ばした。
「え?あ、うん!よろしく」
杏里ちゃんは何故か少しびっくり
してた気がするけど、手を伸ばすと
杏里ちゃんも手を伸ばして手を握った。
「安音?安音もなにか・・」
あれ・・?
なんか固まってる?
「安音〜?どしたの〜?」
「天王寺・・さん?」
「はい」
「天王寺さんって・・あなた」
「はい、きっと木下さんの予想通りです」
「ちょ、ちょっと!なんの話?杏里ちゃんも
安音もどうしたの?」
「あんた・・天王寺さんを知らないの・?」

