文香たちといろいろあった次の日です。
今日からはもう無理して文香たちのところにいか
なくて良いと思うとなんだか勝手に足が軽く動き
ます。

いつも通り、学校について教室まで来た。

ーガラッ

「おはよー!」

ーシーン

え?何これ。

私が教室に入った途端、騒がしかった教室は急に
静かになった。

どうなってるの?

安音が来ているかどうかを確認するために、キョロ
キョロと教室を見渡す。
安音は来ていない。
私はよく分からないまま自分の席に向かった。

「きゃっ」

自分の席に着いて、思わず小さな悲鳴をあげてしま
った。

なぜなら・・・

「お前なんか消えてなくなれ・・・?」

机にチョークのような物で大きくこう書かれていた
から。

何これ。
怖い。
なんでこんなこと・・・。

「誰がこんなこと・・・。」

無意識にこんな言葉が漏れる。

「うるせー、静かにしろよっ!」

どこからかただでさえ静まり帰っている教室で大き
な声で言う声が聞こえた。

え、私に言われてる。

怖くなって辺りを見渡す。