この子たち明らかにおかしい。
昨日の今日でこんなに変わるはず
がない。
すると、美琴の口から信じれない
言葉が聞こえる。
「梨花、どうしたの?今日ちょっ
と変だよ?体調悪い?」
は?
何・・・言ってるの?
変なのはあんたたちだよ。
こっちこそ何を言っているのか、
聞きたい。
この子たちの信じれない言動に
着いて行けず、呆然と口を開けて
立っている。
すると、文香はもう一度私の腕を
引っぱり言った。
「さっ、行くよっ」
「ねぇ、ちょっと、待って!ねぇ」
私の意見なんておかまいなし。
有無を言わさず私は教室外に連れて
行かれた。
ーby安音ー
遠足が終わった次の日。
今日は通常通りの授業。
あ、はじめまして。
もうみなさん知ってるとは思いますが
一応名乗っておきます。
木下安音です。
梨花ちゃんと同じクラスです。
私の自己紹介はこの辺にしておいて、
梨花、学校来るよね。
昨日のこと引きずってないといいけど。
梨花が来るのをそわそわしながらまって
いると、梨花が教室に入ってきた。
目にはなにやら気合いが入っている
ように見える。
よかった。
元気そうだ。
「梨花・・・、」
声をかけようとしたとき。
「梨花、おはよ〜」
私より先に梨花に声をかけた子がいた。
え?
あの子たち・・・。

