私の右隣りの男子に、汐里は喋りかけた。 「カツオ~、この子めっちゃ可愛くない?!」 私を指差しながら言った。 「はいはい、そだな。つかカツオ言うなっつーの。何でお前とまた同じ学校なんだよ」 カツオくん?は、私をチラッと見ながら言った。 「マジ素っ気ない!そんなんじゃモテないよ♪なんちって」 「うるせーよ、馬鹿」 カツオくんの口調は鬱陶しそうだったけど、笑っていた。 凄い仲が良さそうだった。