それだけ話すと、お父さんは立ち上がった。 『情けないよな。でも、お父さんは大工の仕事をやめないよ。昔からの夢だったんだ。じゃ明日も仕事だから、寝るわ』 自分の部屋へ行くお父さん。 『おやすみ!』 私は、お父さんを情けないなんて思ってない。 だってお父さんは、大工と言う仕事に誇りを持ってるもん。 私も眠りについた。