俺のアフターは望み通り…栗原のおかげで空白になった。



「どうして?お前まで…居るんだ?」


「…誰のおかげですか?」


俺の隣には栗原も立つ。
二人で華を待つハメになってしまった。



礼は何度も言ったのに…いつまでもネチネチと囁く栗原。
俺は頼んだ相手を間違ったかもしれない・・・

でも、コイツがいなきゃ…今日のアフターデートは絶望的だった。

「!?」




華は人の波に押されながら、改札口から出て来た。