オフィスの華~若社長と秘書のHoneyな関係~

私は首筋にキスマークを付けられ…部屋を追い出された。



祐早斗さんから貰ったメモ。


自分のケータイの住所録に入力したが…自分から連絡するのを躊躇った。



昼間の私は社内でも地味で有名な女子社員。


そんな私が自社の社長の息子に目を付けられた。


夢のような話だけど…それが現実の話で。



でも、昼間の私の姿を見れば…祐早斗さんがどう思うだろう?



やっぱり…地味な私なんて…相手にしないかもしれない。



彼の気に入った女性はもう一人の私だもんーーー・・・



一夜が明けてーーー・・・


私は何もなかったように出社の準備を始めた。



でも鏡に映った首筋のキスマーク。



しばし…時間が止まる。



まるで花の蕾のような祐早斗さんの唇の跡。



指先でなぞるとそこだけ熱を持っているかように火照り始めた。