私を抱き寄せて…隙間なく身体を密着させて来る。



「!?」


祐早斗さんの胸に頬を寄せる私。


ドキドキ…早鐘を打つ祐早斗さんの心臓。
私と同じ…少し緊張が解れた。



二人で微笑み合って…同じタイミングで唇を寄せ合う。



指も絡めて…強く抱き合った。



絨毯の上はカオスだけど…気にならなかった。



私の瞳には祐早斗さんしか見えてなかったからーー