会長の声…かなりご立腹の様子。



私は受話器を元に戻したけど…
何だか…こんな怖い会長…初めてだから…


何だか怖くてわなわなと唇が震えた。



「どうした?染中」


「か、か、会長が…し、至急…か、会長室に来いと…」


「何だって?」


唇が震えて上手く…喋れない。


「何…ビビってる?…」



「だ、だ、だって会長…かなり怒ってました…」


「!?」