「あなたは??古林さん??」


小畑先輩は私のお母さんが離婚する前の姓を呟いた。




高校時代は古林美苑だった。



「小畑の知り合いか?」


「高校時代の後輩って言うか…」



小畑先輩は言いづらそうに耶刃常務に説明。



「本当か?華」


何も知らない祐早斗さんは興味深々に瞳を輝かす。


「うん、まあ~」