「し、社長!!!?」


「二人の時は祐早斗でいい~」


嫌がるようにモソモソ俺の腕の中で身体を動かすけど…声は全く嫌がってない。



「二人じゃあ~ありませんって…」


横目で見ると栗原が戻っていた。


「仲直りしたようですね~」


「お前が美苑をいじめるからだろ?」


「私は彼女のスキルを確認しただけです」


いい訳にしか聞こえないが…また美苑が泣いたら困るからこの話はそのまま流した。