オフィスの華~若社長と秘書のHoneyな関係~

気を取り直してランチの続き。



「染中さんは車の免許持ってますね…」
いち早く食べ終えた栗原さんが私に問いかける。


「はい、まあ~でも一度も運転はしたコトなくてペーパーです」



栗原さんの表情が少し歪む。



「ペーパーでは困ります…社長のお迎えに行けないでしょ?」


「すいません…」



「別にいいよ~運転手を雇えばいい…イザとなれば俺が運転する」


栗原さんは祐早斗さんの言葉を沈黙で流す。
何も言わないけど栗原さん、かなり呆れた様子。