「おはようございます…」


私はおそるおそる秘書室に入っていった。


「おはよう~染中さん」


小畑先輩…他の秘書たちも私よりも先に来て仕事をしていた。


皆…朝からメイクも服装もキマっている。



「・・・」


私の姿を見るなり皆…笑った。



「あなた…就活に来たの?染中さん」


小畑先輩の鋭い声で私の背筋はピンと伸びる。


「すいません…スーツなくて…」