「もしかして…若社長に素顔見られた?」 私の耳元に唇を近づける芦沢君。 くぐもった声で言う芦沢君。 私の瞳は大きく開く。 瞳孔まで開いたかもしれない・・・ 今田主任以外に…私の素顔を知る人が居た??? 「・・・その…あ」 「何?芦沢君…染中…口説いてるの?」 焼酎ですっかり酔った今田主任が芦沢君に絡む。