「コレって正式命令ですか?」


「社長の印もあるし…社長命令だから…決定事項だよ」


「・・・」


一言くらい・・・言ってくれてもいいのに。


私は祐早斗さんを恨む。


「じゃあ~これから皆に発表だ!染中君」


「……」


今朝の目覚めは良かったのに、
祐早斗さんのせいで私は奈落の底に突き落とされた。


呆然と立ち尽くす私の背中を部長が押し、歩くように促す。