俺はエレベーターで自分の部屋に戻る。



華いや美苑の唇の温もりの残る自分の唇を指先でなぞった。




華は染中美苑だった。



俺の下で働く社員だったとは・・・




階は違っても1日の3分の1は同じ場所に居るんだ。



仕事に気合が自然と入って来るけど…



俺はもっと美苑を自分のそばに置きたいと思った。