「おはよ」
と、何もなかったかのように、次の日はやって来た。
いつもの教室、いつも挨拶してくれる友達。
そう。これが普通。これだけが、普通。
優は、ただのクラスメイト。
どーでもいい、そこら辺にいる石ころみたいな男子。
そんな風に、今まで通りの学校生活が戻ってきた感じになっていた。
でも、家に帰ったら、違ってた。
メールがしつこーく着ている。
よりを戻そう、と言った内容オンリー。
これ以上着たってウザいだけだから、優は着信拒否しておいた。
よし、これで多分OK。
なーんて思ってたら痛い目に合った。
”多分”って思ってただけ、いいんだけど……