「ハイ、着いた」


住宅街に、優の家はあった。普通に馴染んでる。


「へぇ。こんな家なんだ、結構…新しい方?」


「ううん?新しいとこじゃ、お金がかかりすぎるから、築10年くらい?」


うちの周り、20年とかばっかなんですけどぉーー??


「ま、入ろっか?」


「…おじゃましまーーす」


……なんか、おかしくね??


「優、ココってあんたしか住んでないんでしょ?」


「そーだけど?」


いや、そーだけど?、じゃなくって、こんなフツーの家に、中学生が1人で暮らすかボケ!!


「あ、よく近所の人が手伝ってくれるから大丈夫!!」


「あ、そ」




「それよりもさ………」


また、艶っぽい顔になっていく。


「キス、しよ??」


「イヤだ。断固拒否します」


「え~?いいじゃん、ね?」


嫌なもんはいやなんだよ!!


何したいんだ、こいつは!!!!